高密度 肉薄歯棒

高密度 肉薄歯棒

 

 

オオクワガタ、ホペイオオクワガタ等に関して相当量の産卵セットを組む当校において、ホダ木・植菌材の割り出しに掛かる時間の削減は課題でした。

また、周知の通り質の良い材の確保は年々難しくなっており、いずれはホダ木以外の産卵方法が主流になる時が来ると推定されます。

可能な限り均一な用品で産卵されられたら安心感もあります。

以上より、ドルクスに効き目の強い肉薄歯茸の植菌産卵棒を製作しました。

製作にあたっての課題としては「硬度」と考えました。すぐにボロボロにされる現象が起きにくいように、ホダ木には至らなくても可能な限り高圧縮でプレスし、硬く仕上げました。自社に大型半自動プレス機を導入したことにより、一般的な半自動プレス機での硬詰めと比較し7~8%程度オガの量が詰まっています。菌糸を自詰めされる方でしたら、硬詰めした同体積の容量にプラス7~8%多く詰める大変さ、硬度に差が出ることは共感頂けるかと思います。

また、硬く詰めても綺麗に菌が回るような健康で元気な菌床をメーカー様が供給下さっている事によってこの製品は成り立っています。

 

【当校での使用方法】

お手元に届いたタイミングが仕込みからどれだけ経過したかバラツキがあると思いますので、一概には言えませんが、表面が真っ白な場合は常温(20~25℃程度)で2~4週間程寝かせると良いかと思います。表面が黄色・薄茶色・一部茶色や黒に変色しているような状態でしたらすぐに使用出来るタイミングと想定しています。

以上が当校での判断基準ですが、寝かせるタイミングは好みがあると思いますので、ユーザー様の環境に合わせてご使用ください。

中長期保管されたい場合は、冷蔵庫(5~8℃程度)にて保管ください。数か月保管可能です。特に5℃程度かつ湿度が低すぎない環境でしたら長期保管可能と思います。

 

当校では、袋から開封し、常温にて1~2日程度裸の状態で陰干しします。そうすることによって表面の少しヌルヌルした水分が飛び、表面がより硬くなります。

その後、そのまま若しくは上部写真のように微粒子二次発酵マットを表面全体に擦り付けて2~3センチ床材を敷いたケースに転がしで設置しています。

マットを擦り付ける意図は以下です。

・棒の内側から染み出てくる水分を微粒子マットに吸わせる。

・表面の菌を弱めて再発菌を抑制する。

・メスが埋め戻す際に、一部微粒子マットが混入することによって埋め戻し易くなる。また、卵が巻かれるリスクが軽減できる。

 

 

 

通気の良いケースを使用したほうが棒が蒸れてふやけることが抑制されるのでベターと思います。

また、ホダ木・植菌材と比較するとボロボロにされやすいので、様子を見ながら棒を入れ替えていってください。

例えばオオクワガタ、ホペイオオクワガタに関してメスにも個体差があり、棒に綺麗に産んでくれる子もいれば棒や材だとしても顎が強く凶暴ですぐにボロボロに解体してしまう性格の子もいます。そういった個体に関しては硬めのホダ木・植菌材を使用することをオススメします。

割出は幼虫で取り出すと非常に作業が楽になります。

 

使用タイミング、交換タイミング、上記小技を掴んでご自身のパターンが作れれば、とても強力なアイテムになると思います。

 

オオクワガタ、ホペイオオクワガタ、ニジイロクワガタは当校で実績出ております。

他にも適合する種類は多くいると思いますので、色々是非試してみてください。